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会社が潰れず良かった3年間。TABIPPOが創設3周年となり、いま思うこと(代表:清水直哉)

こんにちは、TABIPPO代表の清水直哉(しみなお)です。

2017年4月10日に、株式会社TABIPPOが創設して3年が経ちました。この3年でたくさんのことがありましたが、こうやって会社がまだ潰れもせずに生き残っていることを感謝したいと思います。

2010年に学生団体として立ち上がったTABIPPOが、法人登記をして株式会社になったのは2014年4月10日のことです。あれから3年。たくさんのことが起きた2016年度、そして第3期目でした。会社は立ち上げて3年でかなりの確率で潰れると言われています。この3年間、まずは潰さずにやってこれたことに本当に感謝したいなと思います。

毎年ブログを書いていますが、3周年が経った今日もいま想うことを文章に残しておきたいと思います。

目次はこんな感じです。すこし長いのですが、いつもお世話になっている人や、TABIPPOに興味をもってくれている人には、すごく読んでもらいたいです。

◆目次
①良かったことや出来たこと
②悪かったことや難しかったこと
③いま経営をする上で強く意識していること
 01:信念を持った「働き方革命」への挑戦
 02:ビジョンの力とビジネスの力の相乗効果
 03:人間は理想に向かって行動する
 ④4期目からの大方針
⑤最後に

良かったことや出来たこと

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◆一緒に働く仲間が増えて、出来ることが増えました
フルタイムで働くメンバーが11名まで増えました。もちろん人件費としてのコストが増えているので大変なことも多いのですが、それでも出来ることが増えて、任せることを増やせている今の状況を嬉しく思っています。

◆活動拠点が全国6都市に増えました(3→6都市に)
TABIPPOの代名詞とも言われる学生スタッフの活動の拠点が6都市に増えました。今まで開催していた、東京、関西、福岡に加えて、新たに仙台、名古屋、沖縄での活動をスタートすることが出来ました。また、それに伴ってイベント名も「BackpackFESTA」とリニューアル。ちなみに今年度の学生スタッフ募集もスタートしたので、ぜひ興味のある方は下記の記事をご覧ください。

▼学生スタッフ募集(5月中)
http://tabippo.net/tabippo-staff/

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↑ 学生スタッフの同窓会も4/8に開催しました。

◆旅大学の登録者数が5,000名を突破
旅をテーマにしたコミュニティスクールの位置付けとして運営をしている旅大学が順調に成長しています。今年は年間150くらいのペースで開催するのですが、東京だけでなく関西での開催も注力して増やしていくつもりです。もっと全国に広げていきたいので期待してください。

▼旅大学(公式WEBサイト)
http://tabi-daigaku.jp/

◆旅祭は過去最高の7,561名の来場を記録
MAN WITH A MISSIONの出演や、水かけ祭りの開催などで話題になった旅祭は過去最高の来場者数を記録して成功に終えることが出来ました。たくさんの人に愛されるフェスになってきた感じはしているので、これからはよりいっそう「体験型・参加型」のフェスを目指していきます。2017年は9月3日に、会場を変えて幕張海浜公園で開催です。共催のA-works滝本さんと一緒に今年も気合を入れて、頑張ります。

▼旅祭2017(公式WEBサイト)
http://www.tabimatsuri.com/2017/

◆モノづくりブランドPAS-POLは大ヒットを連発
いろは出版さんと一緒にやっているモノづくりも好調でした。特に「365日 絶景の旅」シリーズは、本格的写真集としては異例のヒットとして合わせて2作品をあわせて5万部以上の大ヒットとなっています。今年はあたらしくバックパック作りにも挑戦するのでさらなるレベルアップを目指します。

▼PAS-POL(公式WEBサイト)
http://pas-pol.jp/

◆メディアはファンが増えて月間110万し人/月までに成長
キュレーションメディアが騒がれている世の中ですが、このタイミング僕らのメディアに対する世の中の評価を一段階アップさせることが出来ました。これからも旅人がもつ「原体験」と「熱量」「ストーリー」を大切にしてコンテンツを作り、ファンを増やして行ければと思っています。

▼TABIPPO.NET(公式WEBサイト)
http://tabippo.net/

◆パートナー企業さんとの事業提携が増えました
ピースボート、ビジョン、ハワイ州観光局、H.I.S.、SchoolWithとの事業提携など、たくさんのパートナー企業さんたちと一緒に新しい取り組みをスタートすることが出来ました。これからも若年層向けのマーケティングにて新しい取り組みを増やして行ければと思っています。

▼マーケティング事業
http://inc.tabippo.net/service/?data=marketing

◆行動規範をアップデートしました
今まで6項目で作っていた行動規範を新しく15項目にしてアップデートしました。行動規範は、僕らがどんな行動を正しいのか、間違っているのかを決めた指標のようなものです。これをもとにして360度評価を実施するなど評価制度と紐付けてよいものが出来たと思っています。

◆創業メンバーが美人な奥さんと、結婚をしました
本当に美人な奥さんです。羨ましい。ベンチャー企業としてはこうやって創業メンバー(小泉翔)が結婚をすることは良いことだと思っています。他のメンバーも結婚しやすくなりますし。

◆子供を出産した仲間が産休に入り、育休から戻ってきました
8月に、クリエイティブディレクターに子供が生まれました。本当に可愛くて、社内のみんなで自分たちの子供のように接しています。すでに育休から戻ってきてくれたので、働くママとして新しい働き方を実践していってもらいたいなと。

▼働くママのブログ記事(こういうの嬉しい)
「新社会人の皆さんへ。懲役40年なんてウソ、仕事は楽しいです!」

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↑可愛すぎる。やばい。

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↑会社のみんなで可愛がってます。ぺぽ。

◆創業メンバーがキャリアチェンジのために留学へ行きました
これも大きな決断。メディアの編集からエンジニアへのキャリアチェンジをしていくために、フィリピンへ留学をすることになりました。ネクシードさんのサポートがあり、留学費用などは会社負担ではないのですが、すごく良いタイミングだとは思っています。

▼連載「エンジニアになる旅」
http://tabippo.net/engineer-cebu-01/

上に書いたこと以外にもたくさんあると思うのですが、ひとまずこのくらいにします。

悪かったこと難しかったこと

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↑年始に書き初めしたのが懐かしい

◆事業拡大によりキャッシュフローが悪化した
経営ってやっぱりやらないとわからなことが多くて難しいです。今年1年で苦しんだことは基本的にはこの1点に尽きるかなと思います。よく黒字倒産という言葉を耳にしますが、TABIPPOも気をつけないとそうなってしまうなと思っています。基本的にいま展開している事業はキャッシュフローに優れているビジネスモデルではないので、売上が上がればあがるほどキャッシュフローを圧迫します。2016年度は後半くらいからここの改善に力をいれてきたので、2017年度からはかなり良くなってくると思うのですが、中長期的には新しいビジネスモデルの構築を目指していかないといけないので、社内のメンバーみんなで議論していければと思っています。

◆仲間に対する「慣れ」が及ぼす悪影響が増えた
「慣れ」というものは怖いものです。創業メンバーやコアになっているメンバーたちとはもうすでに出逢って5-7年の月日が経ちます。そうすると、お互い言いたいことが気恥ずかしくて面と向かって言えないことも増えてきてしまったのがこの1年くらいだと思います。お互いがお互いに諦めてしまう瞬間が少しずつ増えているのを感じたので、みんなとしっかりと話し合って、それを解決していきたいと2016年度の後半から動いてきました。新しく作った行動規範の中に「仲間に本気であれ」という項目を新しく作ったのですが、1人1人が成長して組織を強くしていくために、今年はこの「慣れ」から脱却したいと思っています。新しい風を吹かしてくれている、新メンバーたちにも大いに期待。

いま経営をする上で強く意識していること

さて、2016年度の第3期目も終わりこれから第4期目がスタートします。社内ではいろいろと考えを共有することも多いのですが、今回はこの記事の中で僕らがいま強く意識していることを整理してお伝えできればと。

大きく下記の3つとなります。

01:信念を持った「働き方革命」への挑戦
02:ビジョンの力とビジネスの力の相乗効果
03:人間は理想に向かって行動する

信念を持った「働き方改革」への挑戦

いま世界中で「働き方改革」と騒がれていますが、TABIPPOでは特に改革を進めているということはありません。創業時から変わらずに、自分たちが理想とする働き方に挑戦をしているからです。僕らにとっては、改革ではありませんが社会的にみるといまは改革のフェイズですし僕らがそれを引っ張っていきたいという気概がありますので、敢えて「働き方改革」への挑戦と書かせてもらいました。

いま、時代の変化は早くなり、どこでも繋がることが可能で、国境をすぐに超えることができ、価値観がどんどん多様化していっています。もう、働き方や生き方に「正解」なんてものは無くなってきたということであり、これからの時代は自分で「正解」を作っていく時代です。

↑ 雑誌などのメディアでも「新しい働き方」をテーマに取材してもらいました

TABIPPOでは下記にあげるような様々な制度を実際に運用しています。

・旅をするならいつでも会社を休める
・好きな場所を選んで働いてよい(=リモートワーク)
・好きな時間を選んで働いてよい(=スーパーフレックスワーク)
・旅をした人が評価される評価制度

この4つは冗談のように見えるかもしれないのですが、本気で制度を作って運用をしています。マイクロマネジメントによる経営はそりゃあ楽なのかも知れないですが、僕は絶対にそういうやり方をしたくないと。

より本質的に「それって意味あるんだっけ?」「どうしたほうが効率的なんだっけ?」という議論を常に繰り返すことで(代表がトップダウンでやらずに全員でやっています)、主体性を活かしながら経営をやっています。

また、新しく下記のような制度の実装も実際に行いました。

・産休/育休制度の実施(NEW)
・キャリアアップのための留学サポート(NEW)

クリエイティブ・ディレクターをやっている末冨祥予(旧姓)が、めでたいことに8月に出産をして、第一子が生まれました。名前は「時喜(いつき)」で、あだ名は「ぺぽ」です。

まさかこんなに早く、一緒に働くメンバーに子供ができるなんて思っていもいなく(本人も含めて)、ベンチャー企業なので産休/育休の制度がしっかりと整っていたわけではありませんでした。なので、これを機に急ピッチで制度を作って、産休/育休のサポートを会社としてしっかりと出来るように整えました。

また、育休が終わったあともすぐにTABIPPOに復帰したいという末冨祥予(お母さん)の強い希望があったので、そのための制度やサポートもしっかりと行い、働くママとして4月からはさっそく復帰して働いてもらっています。リモートワークやスーパーフレックスで、場所や時間に縛られない働き方ができるので、働くママにとっても働きやすい環境が作れたなと思っています。

そして、もう1つ。創業メンバーの前田塁がエンジニアへのキャリアチェンジを行うために4月からフィリピン/エンジニア留学へ行きました。3ヶ月間は海外で過ごすことになるのですが、社内で議論を続けて彼のキャリアチェンジをサポートすることになりました。

すべての業務をいきなりゼロにして旅立つことはかなり厳しかったため、週◯◯時間という決まりごとだけを決めて、リモートワークかつ時短勤務にて働きながら留学をすると決まりました。

たぶん、普通の会社だとこういう決断はなかなかできないと思っていますが、個人と会社の中長期的な成長を考えてこうやってみんなが納得のいく答えが出せるのはいまのTABIPPOの強さだとも思っています。

色々と長く書いたのですが「働き方改革」と騒がれているこの世の中で、TABIPPOが当たり前のように時代の最先端かつ本質的な働き方を作っていき、社会のお手本になるような会社になっていければと思っています。

↑こんなこともやって反響が大きかったです 笑

ビジョンの力とビジネスの力の相乗効果

TABIPPOが推し進めていくのは「ビジョン経営」です。僕らは旅を広めてるために株式会社としてビジネスを展開しているわけで、一番大切なことはビジョンをどう実現していくかということです。なので、いくら株式会社としての収益が大切であろうと、その優先順位が一番高くなることはありません。

「ビジョンの力でビジネスを加速させ、
 ビジネスの力でビジョンを実現していく。」

最近は、ビジョン経営をする上でこの言葉を掲げて、意識することが一番しっくりきています。どちらも欠けてはいけない重要なものとして、しっかりと外さずに経営をしていければと思います。

人間は理想に向かって行動する

僕が大好きな会社のひとつにサイボウズという会社があるのですが、サイボウズの社長である青野さんがよく言っているのが、この「人間は理想に向かって行動する」という言葉です。

僕は経営者としてこの言葉に深く共感をしています。そうなんです、人間っていうのは自分の理想に向かって行動をしているんです。僕が世界一周の旅をして、確信を得た価値観の1つとも似ているかもしれません。

チームとして、理想に向かっていくためにはまずは理想の認識を合わせていくことが大切です。会社として実現したいビジョンはどういうイメージなのか?どんな働き方と生き方のスタイルを貫いていきたいのか?どんな業務をどんな強みをもってやっていきたいのか?すべての認識をあわせることをこの1年でしっかりとやりたいなと思っています。

また、理想に向かってまっすぐに進んでいくためには、強い信念が必要です。会社をやっていると、不安になることもたくさんあります。うまくいかないこともたくさんあるんです。でも、自分たちが実現したい理想を強く信じる力、ブレずにまっすぐに理想を追い求めていく力こそ、僕らみたいな経営スタイルの会社には必要なのだと感じています。

以上3つが、僕が経営をする上で強く意識してことになります。経営のスタンスとでも言うのでしょうか、ちょっと暑苦しくて本当にすみません。

でも、本気でこう考えていますし、足元の失敗にくよくよしている時間もありません。僕らは強い信念をもって、旅を広めていかないといけないので。

4期目からの大方針

この3年間でさまざまな挑戦をしてきました。もちろん失敗したことも少なくはないですが、それ以上に各事業を大きく育てることができたことに対して、ポジティブに自信を持ちたいと思っています。

「ひとまず。生きていられればなんとかなるだろう」そんな感じで起業することを決めた3年前。さまざまなビジネスモデルでの仮説検証を繰り返してみましたが、ようやくなんだか見えてきた気がします。

ということで、3期目までのビジネスモデル構築フェイズは完了として、これからは育っていった事業をさらに「大きく成長させてステップアップしていくフェイズに移行」と位置づけたいと思っています。これを大方針として、会社を強くしていければと。

いまの仲間とさらなる高みに

2016年度にやったことにも書きましたが、行動規範のアップデートをすると共に社内での360度評価を実施しました。行動規範をもとにした評価、振り返り、今後のアクションを策定することによって、各々の課題としっかり向き合うことができたと思っています。

1人1人の成長が組織を強くします。そして、組織の強さが自分たちの理想を実現させる力になります。

この1年間でいろんな挑戦がそれぞれ働く仲間たちの中でもあったとは思うのですが、この半年はここからさらなる高みを目指していける土台がでました。

僕は、いまの仲間と一緒ならもっと高い場所に行けると信じています。

さぁ、2017年度も頑張ります

また今日から1日1日を大切にして、経営を続けていきたいと思っています。TABIPPOらしくあることを忘れずに、真摯に、真剣に、熱く、丁寧に日々の活動に取り組んでいければなと。

2017年4月からはじまったTABIPPOの第4期目もどうぞよろしくお願い致します。

株式会社TABIPPO
代表取締役 社長
清水 直哉

*体重が64.8キロまで増えました
*1年前は60.7キロ
*ネガティブな出来事です
*去年もやりましたが体重報告でした

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