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TABIPPOが会社になって5年。起業して、辛いことや悩むことも多いけど、やれることもやりたいことも、増えました。

こんにちは、TABIPPO代表の清水直哉(しみなお)です。

2019年4月10日に、株式会社TABIPPOを創設してちょうど5周年となりました。

2014年に起業をしてからあっという間に5年が経ち、26歳の若手起業家だった僕も、31歳のおじさん経営者になりました。ベンチャー企業というよりも、中小企業という感じです。

2010年4月10日の大学生時代に、TABIPPOはボランティアの活動として生まれました。会社になる前は4年、会社にしてからが5年なのでもうすでに9年の月日が流れたことになります。人生の三分の一くらいはTABIPPOと共に生きていることになりました。

5年という区切りが終わって、6年目がはじまるということに、少し感慨深さが。

中学校と高校は3年、大学生は留年をしたので5年間。起業をする前に働いていた株式会社オプトでの生活も3年。5年が終わって6年目がはじまるということは、それよりも長い時間を「株式会社TABIPPO」と過ごすことになります。あと1年が経てば、小学校よりも長いことになってしまいますね。

歌舞伎町の飲み会からスタートしたTABIPPOが、今ではたくさんの人に愛される会社になりました。たくさんの愛情をもらって、すくすくと育っています。

経営者としては悔しいこともたくさんありますが、TABIPPOのおかげで「やりたいことがやれる自分」にどんどん近づいてきたと思っています。

というわけで、せっかくなので5年間が終わったいま感じていることや考えていることを文章にしてみました。書きたいことだけ書いてます。

びっくりするのは、5年間という月日が経つと人は成長するんだなぁということです。5年前とは考えていることもぜんぜん違うし、思考の深さもまったく違うことに書いていて気が付きます。

そして、ごめんなさい。気がついたら5,000文字くらいの長文になってしまいました・・・ぜひお読み頂けると嬉しいです。

▼目次
社会のロールモデルとなる理想の組織作りを。
いわゆるティールやホラクラシーのような。
ビジョン経営と向き合う。
利益くんとの戦い
社会に問題提起をすることから逃げない。
本当の意味での新しい挑戦
仲間たちへの愛情。
人の本質は「光」
最後に

自分たちが社会のロールモデルとなるべく理想の組織作りを。

ここ数年でいちばん変わったこと。それは、こだわってTABIPPOという「組織」作りを力を入れていることだなと思います。「自分たちが社会のロールモデルとなるべく理想の組織作りを」しようと仲間と話しながら、少しずつ組織の形を作っています。

具体的には、組織ポリシーという組織の在り方を作り、行動指針も新しく作り直しました。自分たちが本質的に大切にしている価値観を抽出して、それを明文化することで、企業価値の本質を失わないことが重要だと思っています。

▼TABIPPOの組織方針
①フラットで仲間の個性を尊重する組織(個性と平等)
②失敗を恐れず挑戦して変化し続ける組織(挑戦と変化)
③イイやつだけが集まる家族のような組織(好感と家族)
④自律人材が信頼関係の中で主体的に働く組織(自律と信頼)

一番大きな意思決定だったのは「トップダウンな経営やヒエラルキーな組織を作らないし、管理もしない」という方向性をしっかりと決めたことです。フラットでオープンで、性善説と信頼関係でなりたつ「管理なき経営」を実現しようと決めて、それに合わせて組織体制や、制度やルールを作り上げました。

代表としても権限を放棄して、何かを管理することを辞めました。いま僕が権限をもっているのは「みんなの給与を決める」ということのみです。これもいずれは、放棄したいなと思っています。自分がやっている意味もないので。

いわゆるティールやホラクラシーのような。

いわゆるいま話題の「ティール組織」や「ホラクラシー経営」のようなやり方だと思っています。自分たちのオリジナルな理想を掲げていまの形を作っているので、形式やその言葉にはこだわっていませんが、いまの時代に注目されている組織運営方法の1つです。

そうすることで、変化が早い大変革時代において意思決定のスピードが上がり、意思決定の質も上がってくると思っていますし、なによりもその方が自分たちには「合っている」と思ってます。

やってみると、大変なことも多いです。自由には、自律と責任が求められますし、自由だからこそ、信頼しあえる関係であり続ける必要があります。そんな自分たちに、そんな組織になれるように、日々仲間と一緒に努力をしています。

働き方改革、とか世間では騒がれていますが、そのレベルではない視座で組織づくりを行い、新しい時代で社会のロールモデルとなれればと思っています。

組織づくりをテーマに講演依頼を頂いたり、メディア取材をして頂く機会も増えました。

▼代表清水が、TUNAGのエンゲージメントアワード2018 トークセッションに登壇しました。 | 株式会社TABIPPO
http://inc.tabippo.net/tunag-engagemment-award-2018-talk/

▼僕らは「受け身で仕事したくない」っていうエゴで集まっている──TABIPPO流・組織づくりのヒント | サイボウズ式
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m005307.html

▼【現役部長×OB起業家】オプトで学べるのはマーケティング?マネジメント? いや、“経営哲学”である | FastGrow
https://www.fastgrow.jp/articles/tabippo-opt-shimizu-takagi

ビジョン経営と向き合う。

TABIPPOがいちばん大切にしたいのは「旅で世界をもっと素敵に」というビジョンの実現です。利益を創出できていても、事業が拡大しても、従業員が楽しく働いていても、ビジョンの実現に近づいていなければ意味がありません。

だからこそ中長期的時間軸をもって、企業の目的や使命、実現・提供すべき企業価値などの将来あるべき姿を明らかにした経営理念を最重要視する「ビジョン経営」を掲げています。

とはいえ、株式会社という形式でやっている以上は「利益」の創出も必要です。社内ではいつも「利益はガソリン」と言っていますが、早く走るために、走り続けるために、時には大きく空を飛んで遠くにいくためには、ガソリンのような燃料が必要です。

だからこそ、株式会社は利益を生み出さないといけないのですが、創業してからの5年間はこの「利益」という言葉との戦いでした。

短期的な利益との戦い

実際、売上が上がっているのにキャッシュフローが回らなく、会社が危ない状態になってしまったことも何回かありましたし、短期的なPLを最優先しすぎてしまい、本質的な課題と向き合わずに時間を過ごしてしまっていたこともありました。利益を生み出すだけではなく、利益を生み出し続けることは思ったよりも難しいことです。利益は強敵です。

ただ、最近はそれに対する1つの答えが見えてきました。それは、利益を長く、大きく生み出すということは「企業価値」を最大化させることで成し遂げられるということです。気づいていたようで、気づけていなかったんです。

そこからは「短期的なPL脳」になってしまうことから脱却して、「企業価値の最大化」にフォーカスして仲間と一緒に、議論をし続けました。まだ半年くらいですが、社内の意識も変わってきて、この1年で多くの新しい挑戦をすることも決まりました。楽しみです。

稼ぐということに関しては、一緒に創業した小泉翔も5周年のタイミングで記事を書いています。

▼創業5周年のTABIPPOはどう稼ぎ、なにを目指すか(小泉翔)
http://inc.tabippo.net/tabippo-5years/

社会に問題提起をすることから逃げない。

逃げてきたんだと思います。衝突や批判を恐れて、みんなから認められること、期待に答えること、ばかりを考えていました。そうすることが一番、信頼関係を作るし、ファンからの熱狂を得られるんだと。

でも、間違いでした。

TABIPPOが次の5年でやらないといけないことは「旅の価値を上げること」です。それは「旅の魅力を伝える」ことや「旅への不安を解消する」ことでは成し遂げられないことですし、簡単なことではりません。

だからこそ、挑まないといけないことだと、この5年間の活動の中で改めて感じることが出来ました。僕らなりの新しい挑戦です。

その挑戦には必ず、僕らなりの「問題提起」を起こすことや「社会に対する主張」が必要だと感じています。それには賛否両論があると思いますし、提示した問題を「正しい」と証明するためには時間もかかるし、困難な道のりになることは間違いないです。でも、いまは覚悟を決めてやりきりたいと思っています。だって、まだまだ旅する人は増えていないんだから。

本当の意味での新しい挑戦

そして、社会に対して「問題提起」をするために、この1年間で3つの大きな挑戦をしました。昨年の3月からスタートした「旅人採用」、9月に開催した新しい野外フェス「PEACE DAY」、そして先月末にリリースした「POOLO」の3つです。自分たちにとっては、大きな決断であり、覚悟の現れでした。

旅人採用では、旅の経験を社会で活かす人を増やすために、20代の若手で海外体験が豊富な人材への就活・就職支援を行っています。ダイブ社との事業提携として立ち上げた事業で、就職の形を根本から変えていくことで、旅の価値をあげたいと思っています。

▼旅人採用
https://tabibito-saiyo.com/

PEACE DAYは、野外フェス旅祭のスポンオフとして開催をした新しい形の社会貢献です。本気で世界平和を目指すために、野外フェスという形からムーブメントを広げていきたいなと思っています。一緒にやっているのは、LIFULL代表の井上さんや、A-Worksの高橋歩さん、滝本さんなどです。最高に刺激的なメンバーと大きな挑戦をしています。

▼野外フェス 旅祭×PEACE DAY2019
http://tabimatsuri.com/2018/

POOLOは、旅の経験を社会に還元するグローバル人材を育てるために創りました。次世代を支えていく人材を、世界中を旅した経験をもつ若者から輩出していきます。ハワイ州観光局のサポートもあり、構想から2年が経ち形になりました。

▼21世紀型グローバル人材育成プログラム POOLO
https://poolo.tabippo.net/

挑戦をしないTABIPPOに価値はないと思っているので、これからも大きな夢を描き続けたいと思います。

ここまで、会社の組織や事業のことばかり語ってしまったので、一緒に働く仲間たちについても最後に語らせてください。

仲間たちへの愛情。

創業して5年。仲間たちに支えてもらってここまでこれたと、声を大にして言いたいです。普段はあまり面と向かって感謝の気持ちを強く伝えることはなかなかできないけれども、みんなに囲まれていて幸せです。

仲間が去ることもありました。それは辛いことだし経営者としては反省することも多いです。でも、それと同時に新しい仲間も増えましたし、壁を乗り越える度に強いチームに生まれ変わっている気がします。

TABIPPOは「家族」のような会社です。そこに関しては明確に他の会社とは違うスタンスで組織運営をしています。1人1人が理想とする働き方を実現することが最重要だし、「旅するように働き、旅するように生きる」という指針からブレずに進んでいきたいと思っています。

最近は、彼女もいないし、結婚もできる気がしないので、良くも悪くも365日24時間会社のことを考えています。(早く結婚したい)

それだけ、TABIPPOという会社としての器と、そこで働く仲間たちに強い愛情をもっています。TABIPPOにとっても、仲間にとっても、自分の存在は父親みたいなものだと思っています。厳しい事も言いますが、それは愛でしかありません。

これからも、家族のように愛すべき仲間たちと、チーム一丸となって頑張って行ければと思います。

人の本質は「光」

漫画「キングダム」が大好きなのですが、その中で後の始皇帝である政が「人の持つ本質は・・・光だ」という名シーンがあります。

僕自身も、人間が本質的に持つのは「光」だと確信しています。

だからこそ、仲間たちのことを信じることは辞めないし、性善説で管理のない経営をやりたいと思っているし、日本の若者にはもっともっと世界中を旅することで世界中の「光」を見て、自分の中にもつ「光」と向き合ってもらいたいと思っています。

もっともっと自分たちが生きているこの時代は面白くできるし、もっともっとみんなが幸せに働き生きることができるし、もっともっとこの世界は素敵なものになると思っています。

最後に

創業して5年。悔しいことは数え切れないほどありました。出来ないことも多いです、ストレスに潰れそうにもなりました。このプレッシャーの強さを知っていたら、もしかしたら起業なんてしなかったかもしれません。

それでも、創りたい未来があるし、仲間と一緒にみたい景色があります。

株式会社TABIPPOとして区切りの5年が終わり、次の5年が始まります。理念である「旅で世界を、もっと素敵に」という言葉に向かって、信念をもって突き進んでいきたいです。

株式会社TABIPPO
清水 直哉

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