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学生の私がモロッコで7日間ラマダンをしてきた話

こんにちは、先週旅から帰国しました!TABIPPO社内で1番旅にでる頻度の高い学生インターン、デザイナーのななです。

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最近は「海であぐらかいてる子だよね!」と初対面の人にも言われます。はい、そのななです!

学生をやりながらこんなにも旅に出てる人間に、私もまだ出会ったことがありません。授業の出席日数を一生懸命数えては旅に出ています。(先生ごめんね)

はじめてのアフリカ大陸

私が今回訪れたのは「モロッコ」です!

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旅人なら一度は行きたいと思うのではないでしょうか?いつか行きたいな〜と思っていた憧れの地モロッコにこんなにも早く行くとは私自身も思っていませんでした。なんでモロッコ?なんて聞かれることもしばしば。理由はサハラ砂漠と青い街シャフシャウエンに行きたかったから!

それだけの理由、それが全てであとは持ち前の行動力と勢いだけで貯めたお給料振り絞って、航空券を購入しました。

99%イスラム教徒の国

そう、私がモロッコを訪れたのはちょうど2016年のラマダンの真っ最中。

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ラマダンとはヒジュラ暦の第9月。この月の日の出から日没までのあいだ、イスラム教徒の義務の一つ「断食(サウム)」として、飲食を絶つことが行われる。(Wikipediaより引用)

つまり約1ヶ月間、真夏の日中は食べ物どころか水一滴も飲めない!という1年に1度行われるイスラム教徒の義務の1つです。とはいえ、別に無宗教の自分にはあまり関係ないかなと、そう思っていたのが1人のモロッコ人に出会い考えが変わりました。

「24時間以上もう何も食べていないよ〜♪でもこんなに元気!!」

そう語るモロッコ人の陽気な彼にモロッコに向かう機内で出会いました。そんな彼に「なぜラマダンをするの?」と思っていたことを聞いてみました。

彼は「ラマダンはね、昼間何も食べれない、飲めない。でもそうすることで、お金がない人や食べ物がなくて苦しんでる人の気持ちがわかるでしょ。もしそんな人に会った時、ラマダンをしたことがあったらすぐにHelpできるよ!助けよう!って思う。ラマダンは人の痛みが分かる人間になるためにあるんだよ」

他にも色々な意味があると思いますがきっと私に伝わりやすいように彼が片言な日本語で話してくれました。そんな話を聞いたら飛行機を降りて3時間以上、飲み物が飲みたいな〜なんて思っていた思いは私の中で自然に消えていきました。

無形文化遺産でアルバイト?

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ひょんなことから、マラケシュの無形世界遺産のジャマ・エル・フナ広場で働くことに!仲良くなったモロッコ人がそこで働いていて、話しているうちに仲良くなって、いつの間にか外国人にお土産の販売まで、、、笑。いい経験でした。夜は毎回外でタジン鍋を振舞ってもらって、みんなで食べる朝食は格別。

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そう、ラマダン中は夜7時15分~食べれるご飯のことを朝食といいます。家庭などでは朝食は軽く、栄養たっぷりの搾りたてジュースを飲んでデーツ・ゆで卵に甘いドーナッツのようなもの、モロッコの有名な食べ物のひとつハリラというスープを飲みます。

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モロッコでは日本人からすると、考えられないくらい甘いお菓子が多く売っていて、外では蜂がその甘い蜜の香りに誘われて食べ物にたかっていました。

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そして毎晩夜中まで起きていて、面白いことにみんながみんが外へ散歩に出かけて行きます。夜中2時頃に外で4歳くらいの子供たちがサッカーをしている光景はなんだか不思議で治安の良さを感じました。

そしてラマダンが再び始まる夜中のだいたい3時15分までに2回目のご飯を食べ、街中にお祈りのアザーンが流れるとみんな急いで水を沢山飲んで再び断食がスタート。

なんでこんなに詳しいかというと、滞在日数7日全てラマダンをしていました。知らない地へひとりで旅に出たはずなのに、全5家庭にホームステイし、モロッコ人とずっといたので自然とラマダンになった流れです。灼熱の太陽の下、水一滴も飲めないのを除いてはそんなに辛くなくて、帰る頃には体がすっきりしました!

どんなに1人で旅に出ても、ひとり旅ができない

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そう!私は人と違った旅を毎回してしまうことで社内でもちょっと有名(だよね?)。どこの国へ行っても、現地の人達と仲良くなって普通の旅じゃ経験できないようなことを毎回経験してきました。今回もこの旅に出るきっかけとなった、サハラ砂漠と青い街シャフシャウエンに行くのもそっちのけで、現地のみんなと毎日楽しくリアルモロッコをゴリゴリ感じてきました。

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モロッコ版テラスハウスみたいな、男女が暮らす家に泊まってみんなに伝統服のジェラバ着せられて、スカーフを頭に巻かれて遊ばれたり、夜は「コーヒーを飲みに行こう」と言われ街のカフェに行けば、若者みんなが集まってコーヒーや甘いミントティー片手に心地よく流れるギターの音色に合わせてみんなで同じ歌を口ずさんだり、アラビア語で全くわからなかったけどね。

モロッコトランプというクイーンやキングが野菜やケーキなどを担いでるヘンテコなトランプで遊んだりする少し肌寒い夜、ホームステイではみんな日本文化に興味深々で腕にカタカナで名前を書いてあげて大喜びしてもらえたり(この噂が広がり書いてと家に来る人も、、、笑)

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みんなが話すのはアラビア語とフランス語、時々英語が話せる人もいるけれどほんの一握り。もちろん出来るに越したことはないけれど、言葉なんて関係なかった。いつもみんながみんな「マルハバよ!マルハバ!(Welcome)」と優しくしてくれることにさえ、最初は戸惑った。無料で家に泊めてくれて、ご飯だってお腹が破裂するくらいまで毎晩「もっと食べなさい!もっともっと笑」と各家庭のお母さんやおばあちゃんが言ってくれた。

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何も知らないイスラム文化を少し、なんだか怖いと思っていた自分は本当にただの無知でしかなかった。モロッコの人々は挨拶の際、握手をして両頬にキスをして、最後に右手を左胸に当てる。これは相手への「信頼」を示す合図らしい。細い道端で知らない人と肩と肩がぶつかれば、お互い振り返って「あ〜ごめんね!」何て言って、嫌な顔せずにこの挨拶をする。渋谷駅の人混みなんかだったら舌打ちだもん、こんなにも文化とか、そもそもの生き方・考え方って国によって (もちろん人によっても)違うものかと驚いた。

旅は人生をほんの少し変えるきっかけになるかもしれない

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私は人を思いやり、助け合う精神が日本の何倍も強いんではないかと思うイスラム教を信仰する人々をほんの少しだけ間近で見て感じてきて、自分の中での何かが大きく変わった。それは考え方とか、心の余裕とか、どれも形には見えなくて変化があったのかはすぐには確かめられないけど、自信をもって言えることは「この旅をきっかけに今後の私の生き方が変化すること」。これは私の心で今強く感じています。

旅で人生は変わるかは人それぞれだけど、旅に出ると自分の人生をより良くするスパイスが沢山散らばっています。私はただ知らない世界のことをもっと知りたいって気持ちが強くて、何より人との出逢いが好きで旅をしています。多分おばさんになるまではずっとね。そして今回も溢れちゃうくらい毎日感じたイスラム文化の良さを少しでも多くの人に知って、興味を持ってもらえたらと思い、この場で発信させてもらってます。

こんな裕福な国、日本に生まれて、好きな時に好きな国へ行けるのはすごくラッキーなこと。海外に行くということは飛行機に乗ること、それは地球を汚していることでもあります。それをしてまで私はなぜ旅がしたいのか、何を伝えたいのか、ちょっと難しい話ですがそんなことを最近は考え始めた21歳です。

将来はデザイナーをしながら旅をして、ちゃんと自分が感じたことを発信していくとこが夢です。なにごとも有言実行。宣言したらあとはやるだけです!自分の将来が楽しみです。

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今回のブログを読んで下さった方の中で、一人でも多くの人に「海外に興味が湧いた!」・「旅に出たくなった!」っと思っていただけたら嬉しいです。

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have good one!
Nana.