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ピースボートに初乗船したので、中の様子を赤裸々に書いてみた

世界一周の旅の初日にバックパックを紛失しましたリュックサッカー、TABIPPOの小泉翔です。

居酒屋のポスターでご存知の、世界一周の船旅。
もちろん昔からピースボートの存在は知っていたが
この夏、1週間だけ、初めて乗船した。
TABIPPOで、船上プログラムを始めたからだ。

ピースボートは知られていないことが非常に多い。
乗ってみて初めて知ったことが100個はあった。
それは僕の知っている旅、もしくは冒険とは
あまりにかけ離れていた。

しかし、ピースボート、ありだ。それも超あり。
いろんな噂が立っていることも知った。
でも、素直に、最高の船旅だった。

具体的な船での生活をご説明する前に、この動画をちょろっと見てみてください。

たまたま一緒に乗船していたドローンカメラマンの “chipacopter” さんの撮影した映像です。衝撃的なかっこよさ。

chipacopterさんのyoutubeチャンネルはこちら

さて、それでは本題のピースボートの様子を赤裸々に書いていきますね!

 

そもそもピースボートの船旅とは?

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1年に3回、約100日間かけて世界一周をする。
回によって、寄港する国や地域は異なる。
南半球を行く船、北半球を行く船。
南極からオーロラ、イースター島まで、様々。
世界を一周する船は日本でピースボートのみ。

寄港地には、基本的に長居しない。
いわゆる絶景や有名な観光地に行くことができず
港に近い街のみ滞在、というわけでもない。
でも20カ国行っても自分の行きたい観光地に
確実に20個行けるわけではない。

離脱というのがある。船を降り自分の足で観光し
別の場所でまた船に拾ってもらう、という方法。
ある意味、金がなくなっても物を盗られても
再度船に乗れればライフラインが約束されている。
離脱の計画を立てているみんな、楽しそうだった。

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実際のところ、いくらかかるのか?

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ピースボートの参加費は、部屋のグレードによる。
一番安いのは99万円、窓無し4人部屋。
グレードが高い部屋だと金額は上がってくる。
これを読んでいる人たちは一番安い部屋でよい。
バスタブは無く、シャワーになる。

毎日決められた時間にクルーが掃除に来てくれて
水回りの掃除やタオルの交換に来てくれる。
問題はドライヤーが弱いことと、電源の数。
ドライヤーとタコ足コンセントは持参すべし。

部屋割りはピースボート側が勝手に決めるが
基本的に同い年、同年代の人と同じ部屋になる。
結構これはみんな知らなくて、喜んでいた。
同部屋のメンバーとどうしても馬が合わなかったら
部屋の移動も申請できるとのこと。

99万円という金額には朝昼夜の食事がついてる。
なんならアフタヌーンティーまである。
レストランが船内に3つあって、自由に食べられる。
一回の食事で2つのレストランに行き
ハシゴする若者もいる。だからみんな結構太る。

船の中での買い物は、クレジットカードを登録した
バーコード付きのIDで行う。
船内に売店があり、生活に必要なものは買える。
シャツからお菓子、生理用品まで。コンビニだ。
手ぶらで乗船しても全く不便がなさそうだった。
水と氷は無料で手に入れることができる。
IDで購入できる自販機の飲料、バーでのお酒、
それ以外は特に船内でお金のかかることはない。

寄港地には有料のオプショナルツアーがある。
申込はもちろん任意だ。
自力では参加できないようなツアーも多い。

寄港地での行動は基本的に自由なので
お金がかかるかからないもコントロールできる。
英会話の教室や地球大学と呼ばれる
船上でのオプショナル費用のかかる講座もある。
ツアーにも有料講座にも参加せず
寄港地でもとくに観光もしなければ
保険や諸費用で+10万円くらいのイメージ。

そして乗船前にポスターを街中に張る活動があって
「○○枚貼ると△△円割引」という制度がある。
いわゆる「ポス張り」。
数千枚のポスターを貼ると、無料になる、
いわゆる「全クリ」。そんな強者も船上で会った。

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初めて船に乗って、驚いたこと

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乗船者の年齢比、構成比には驚いた。
ピースボートには約1,000人のキャパがあり
ほぼ若者なのかと思いきや、若者(10代〜30代)は
1割から3割。回によってこの数は変動するものの
シニアの割合に驚いた。

若者にはネガティブに思えるかもしれないが、
正直これはポジティブでもネガティブでも無い。
もっと若いやつが乗ってたらおもしろい気もするが
100人でも3ヶ月生活を共にするには相当の数だし
それだけいれば 良い意味で充分狂ったやつもいる。
シニアの中にも個性的な人がたくさんいる。
元々会社を経営してた人とか
興味深いお仕事をされてた方もたくさんいる。
思ったより若者は少ないが、全く気にならなかった。

もう一つ驚いたことが、船の上の設備。
船は11階建てで、エレベーターで行き来できる。
豪華客船に乗ったことはないが、感動を覚える。
デッキにはジャグジーやプール、バーまである。
ジムで自由にトレーニングできるし
バスケやフットサルができるスポーツコートも。

船の上の生活にこそ、魅力が溢れている

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ピースボートのイメージを掴んで頂いたと思うので
僕が最高だと思った理由を書いていこうと思う。
ピースボートは、基本船の上である。
約100日間のうち、70日以上が船の上である。

船は、飛行機の23分の1の速さで進むらしい。
飛行機で1時間の場所は、船だと23時間かかる。
飛行機で1日の場所は、船だと23日かかる。
横浜の次の就航地は神戸だが、それに1日かかる。
インドからギリシャまで、2週間かけて進む。

バックパックで世界を旅するのと全く違う。
僕の思う「旅」と「旅行」の違いは自由度だ。
旅は行き先も移動日も、自分に決める権利がある。

ピースボートでの船旅は、行き先も移動日も
基本的には船に従うしかない。
でも圧倒的な船上の充実さが、乗船者を虜にする。

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魅力的な水先案内人が多数乗船している

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様々なジャンルの第一人者が乗船している。
「水先案内人」と呼ばれる方々だ。
僕が乗った92回には、作家のドリアン助川さんや
ジャングル大帝のアニメーション監督宇井孝司氏、
パフォーマー世界チャンピオンのちゃんへんさん、
アーティストインキュベーターの四角大輔さんなど
錚々たるが面々が乗られている。

そんな先輩方の講義を無料で聞けるし
むしろ同じように船内生活を送っているので
ご飯も一緒に食べるし、酒も飲む。
この経験は陸ではそうありえる話しではなく
大げさな話しじゃなく本当に良かった。

講義は水先案内人のものだけではない。
1000人も乗客がいれば、様々ながいる。
ダンスやヨガ、歴史や平和活動など
乗船者が自主的にイベントを企画し
それに参加することができる。
自分ですることもできる。
僕も「バックパックで世界を冒険する魅力」を
50人〜100人の前で何度か話させて頂いた。

船内新聞が1日の行動を決める

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船内新聞というものが非常に重要な役割を占める。
毎晩、次の日のスケジュールが全て書き込まれた
新聞がひとりひとりに配布される。
どこの場所でどの講義やイベントが開催されるのか
船内新聞だけが行動を決める指針になる。
明日何をするのかは全て自由で、自分で決める。

もちろん講座などに一切参加しないのもありだ。
のんびり起きて、ジムでランニングして
午後はデッキで本を読んで、夕陽を眺める。
夜は船内の居酒屋「波平」で仲間と一杯やって
早起きするためにちょっと早めにベッドに入る。
そんな生活を満喫している人もいる。
「100万円払ってるんだから、のんびりします」
逆説的に感じるが、こんな一言がすごく響いた。

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ヒトとの出会いこそが旅の醍醐味

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世界一周のときもそうだった。
結局、絶景や文化よりも、結局ヒトとの出会いが
今でも色濃く記憶に残っている。

ピースボートの船の上での出会いは
数も濃さも、格別で、僕は一週間だけだったのに
それでも下船のとき別れが本当寂しくなるくらい
腹を割って語り合い、帰国後に再会を誓うような
素敵な仲間がたくさんできた。

海に囲まれた船の上という異空間だからなのか
毎日船の中のどこかで顔を合わせるからなのか
理由はわからないけど、朝まで語った仲間も
そこまで深い話をしなかった仲間でさえも
どこかお互いのことを信頼しきっているというか
日本で出会う友達とは一味もふた味も違った
不思議な安心感、家族感を感じることができた。

約3ヶ月、同じ屋根の下、海の上で生活をしたら
一生切っても切り離せないような関係になるのは
想像するに容易い、ヒトとの出会いの素晴らしさを
ひしひしと感じるのがピースボートの旅だった。

写真で伝える、ピースボートの様子

ここからはたくさんの写真たちとともに
船の中の雰囲気を書いていこうと思う。

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廊下のフリースペース。本を読んだり、打ち合わせをしたり。囲碁や将棋、麻雀も用意があり、盛り上がってます。

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とにかく夕陽がキレイ。毎日いろんな夕陽が見れる。僕は一回も早起きできず見れなかったが、朝日もめちゃくちゃ感動するらしい。

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デッキにはプールと温水ジャグジーが。めちゃくちゃ気持ち良い。

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4階のレストラン。ビュッフェ型式と配膳してくれるコース料理があり、日によって変わる。円卓にランダムに誘導されるので、新しく友達を作るのに最適な場所。

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船内のいくつかのポイントで、毎日の献立が事前に発表される。朝〜夜まで、どのレストランで何を食べるか毎日チェックするのが楽しい。

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デッキでは毎朝ヨガやラジオ体操が行われていて、若い人たちも参加している。規則正しい生活、大事。

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スターライトという数百人は入れる素敵なホール。毎日ダンスレッスンやトークライブが行われている。

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船上で運動会も開催される。参加したかった。

 

TABIPPOの企画するTRAVELERS BOATとは?

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ピースボート × TABIPPOで新しい試みを始めた。
TRAVELERS BOATという船上プログラム。
これはピースボートの船旅を楽しんでもらうだけでなく、ライターという肩書の元、ピースボートのPRをSNSなどで発信する代わりに破格の金額で船に乗れるというもの。

また、ライター活動だけでなく、参加者にとっての「人生を変える船旅」にするべく、様々なコンテンツを用意している。

例えば講師によるメンタリング。TRAVELERS BOAT第一回となった今回92回ピースボートでは、水先案内人としても乗船している四角大輔さんやちゃんへんさん、そしてTABIPPOの僕や清水直哉が参加者の今後の人生や下船後の職業選択など、様々な面においてサポートしていくという企画。

ぜひ参加してみてください!

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