こんにちは。TABIPPOで唯一の滋賀県出身、うらかわたくやです。学生のみなさんはそろそろ夏休みが始まる頃でしょうか。社会人のみなさんはお盆休みになにをしようかと考えているころでしょうか。
僕は休みをとって少し早い夏休みに。金曜日から2泊3日で長野県~岐阜県にまたがる北アルプス登山へ行ってきました!
メンバーは学生時代に大阪で一緒にTABIPPOのイベントを運営していた仲間たち。
左からあきお、ほっさん、しゅーへい、こーたろう、そして浦川です。
集合は上高地!
まだ日も出ていない朝の5時前。長野県の観光名所、上高地に集合します。浦川は東京から夜行バスで、他のメンバーは車で現地集合です。
そして食料や水をみんなで分担してバックパックに積み込みます。世界一周したときの荷物よりも余裕で重い。
上高地についてはメンバーの小泉翔がこの前書いていたのですが、登山ともなればガチ度がまったく違いますねw
最初はハイキングコースで横尾まで
最初は単なる観光客も登山客も同じ道で上高地の自然を楽しみながらのハイキングコースです。横尾という場所から色んな登山道が始まるので、まずはそこまで平坦な道をひたすら歩きます。過酷な旅が始まる前に、たっぷり自然に浸りましょう!
横尾についたら槍ヶ岳を目指すよ!
上高地から歩くこと11km。横尾に到着しました。ここからさらに11km先の槍ヶ岳を目指します。初日は槍ヶ岳でキャンプ予定です。
横尾には山荘もあり、ここを拠点として色んな山に登る登山客も多くいるようです。
槍ヶ岳までひたすら歩く!!
横尾から槍ヶ岳は見えません。11kmの登山道をひたすら槍ヶ岳がありそうな方向へ歩きます。途中の登山道で一瞬槍が見える場所があります。ここへ登ります。笑
途中の川沿いでお昼ごはん。ご飯とラーメンという、大量の炭水化物をお腹に詰め込みエネルギーを蓄えます。
そして、ひたすら登ります。
残雪が見えてきました。
岩の裏で何をしているのでしょうか。
目の前に槍ヶ岳が!
朝の5時に集合して、このころはもう夕方6時過ぎ。雲もどんどん濃くなり、視界も薄れてきます。この時間からの登頂は危険過ぎるので、山荘でキャンプを張りました。
初日は山頂のすぐそばでキャンプ!
実は槍ヶ岳山頂のすぐそばに山荘とキャンプ場があります。
僕たちはテントを張って外でキャンプです。そして翌朝の山頂アタックへ向けて早めに寝ます。
ついに槍ヶ岳山頂!!
翌朝、槍ヶ岳の山頂を目指します。こんなかんじの断崖絶壁をひたすら登ります。めっちゃ危ない。
そしてついに山頂に到着!!
山頂から見える山々。
雲海に映る槍ヶ岳の影。
最高すぎました。
穂高を目指して縦走するよ!
そしてこの旅の一番の目的、槍穂高縦走が始まります。目的地は北穂高岳。それまでに3000級の日本を代表する山々を制覇していきます。
ちなみにこんな山たち。
槍ヶ岳:標高3180m:日本5位
大喰岳:3101m:10位
中岳:3084m:12位
南岳:3032m:17位
北穂高岳:3106m:9位
この赤い稜線上を這いつくばってひたすら進みます。ちなみにこの稜線が県境になっていて、左側が長野県、右側が岐阜県です。そしてこの縦走コースが、めっちゃ危ない。毎年何人もの人がここで命を落としています。特に大キレットと呼ばれる南岳から北穂高岳までの間のアップダウンは凶悪。岩を這いつくばって、よじ登って、命がけの登山です。
ほんまに危険なところはもう危なすぎて写真も撮れませんでした。
北穂高到着!!
そしてやっとの思いで北穂高に到着です。奥には槍ヶ岳が見えますね。尖っているあれです。
そしてそのまま北穂高山頂付近でテントを張りキャンプ。夜の星空は最高で、何度も流れ星が見られます。
朝は4時に起きて山頂からのご来光。
朝焼けの中の槍ヶ岳がかっこ良すぎる。
最終日は一気に下山!
3日目は一気に下山していきます。下山中の景色も絶景ですよ!
夏休みには槍穂高縦走がおすすめ!とは言いません。
最高の達成感と疲労感でいっぱいになった槍穂高縦走。しかし本当に命がけの登山なので初心者の方には縦走はおすすめできません。笑
ただ、登山自体は初心者でもトライできるので、最初はテントや食料は持たずに麓の山小屋に泊まり、荷物を置いてできるだけ軽い荷物での登頂をオススメします!特に槍と穂高に登頂した時の達成感は半端ないですよ!
海外旅行もいいですが、日本の大自然を楽しめる登山もめっちゃ楽しいです。本来バックパックは登山用に作られているので、バックパッカーのみなさんはぜひチャレンジしてみてください。夏休みは北アルプスの大自然にどっぷり使ってみませんか?